闘牛
今回ご紹介するところは…「闘牛」です。
どうです、一味も二味も違った場所だと思いませんか?
この「闘牛」という文字を見ただけでも、ワクワクする方が少なくはないのではないでしょうか。
●沖縄での闘牛の歴史●
まず、沖縄で「闘牛」が一番盛んに行われているところは「うるま市」という場所なのです。
この「うるま市」では、昔から農業仕事の休憩時間の合間に、暇つぶしとして牛同士を闘わせて遊んでいた…
というのが由来なのだそうです。
そして、そこから徐々に発展していって、まず地域同士で一番強い牛を決めて、
最後に、この「うるま市」で行われる本大会によって「トップ・オブ・ザ・牛」を決めるようになったのです。
「闘牛」と言われると、「人間と牛」が闘うスペインが一番有名だと思いますが、
うるま市で行われている「闘牛」というのは、「牛と牛」が闘うというものなのです。
●強い牛とは…そして、人間との絆●
この「牛対牛」による、まさに本能むき出しの闘いには、個性あるツノが一番の武器であり、
一番の重要なポイントになっているのです。
牛の角の形で戦い方も全く違ってくるし、繰り出す必殺技も違うのです。
「押し」・「ワリ、ツキ」・「カケ」・「腹取り」・「持たせ込み」
基本的な技の種類は、この5種類。
ですが、すべての牛がこの5種類の必殺技が出せるのではないのです。
強い牛というのは、技がたくさん出せる角に恵まれていて、体力があるというのが必須条件。
また、「闘牛」の人気の秘密はというと、牛と牛が頭同士を「ぶっつけた時」の「目」にあるようです。
負けるか!!っていう、この闘争本能むき出しの「白と黒」がはっきりと分かれていて、
人間にまで「迫力と闘志」が伝わってくる、怖いとも感じさせられてしまう「目」です。
そして、もう一つの人気の理由は、この闘牛場に響き渡る「勢子(せこ)」と呼ばれている、牛の周りにいる「闘牛士」
たちの「掛け声」です。
闘っている牛と同じくらい気合が入っていて、勝者のみしか「価値」がない大会なのですから、掛け声にも気持ちが入りますよね!
沖縄に観光旅行でいらした際には、この「闘牛」は1回生で見た方が良いと思いますよ。
プライドとプライドをかけた、牛同士の闘いと人間との絆を…
【闘牛:うるま市 経済部 観光振興課】
住所:うるま市みどり町一丁目1番1号
TEL:098-923-7612
公式URL:https://www.city.uruma.lg.jp/iina/2394
0コメント